Difyで作ったアプリをWebサイトに埋め込む方法

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Difyで素晴らしいAIアプリを作ったけれど、「これをどうやって自分のWebサイトに埋め込めばいいの?」と悩んでいませんか?実は、Difyで作成したアプリをWebサイトに組み込むのは思っているよりもずっと簡単なんです。今回は、初心者の方でも迷わずできるよう、具体的な手順を交えながらわかりやすく解説していきます。

Difyで作ったアプリを埋め込む前に知っておきたい基本設定

Difyアプリを埋め込む前に、まずはアプリの公開設定を確認する必要があります。Difyの管理画面で作成したアプリの「設定」タブを開き、「公開」セクションを見つけてください。ここで「Webアプリとして公開」のトグルスイッチをオンにすることで、外部からアクセス可能になります。この設定をしないと、いくら埋め込みコードを設置しても正常に動作しません。

次に重要なのが、アクセス権限の設定です。「認証が必要」のオプションをオフにしておくと、誰でもアクセスできるようになります。一方で、特定のユーザーにのみ利用を制限したい場合は、認証を有効にして適切なアクセス制御を設定しましょう。例えば、会員制サイトの場合は認証ありに設定し、一般公開のブログなら認証なしが適しています。

最後に、埋め込み用のURLとAPIキーを取得します。「統合」タブから「埋め込み」を選択すると、専用のiframeコードやJavaScriptコードが生成されます。このコードには、あなたのアプリ固有のIDが含まれているため、他のアプリと混同することはありません。コードをコピーする前に、プレビュー機能で正常に動作することを確認しておくと安心です。

実際にWebサイトにDifyアプリを組み込んでみよう!手順を詳しく解説

最も簡単な方法は、iframeを使った埋め込みです。Difyから取得したiframeコードを、表示したい場所のHTMLに貼り付けるだけで完了します。例えば、“のような形になります。WordPressを使用している場合は、「カスタムHTML」ブロックを追加して、そこにコードを貼り付けましょう。

より高度な統合を求める場合は、JavaScript SDKを使用する方法があります。この方法では、チャットウィンドウの見た目をカスタマイズしたり、特定のイベントに応じてアプリを表示させたりできます。例えば、「お問い合わせ」ボタンをクリックした時だけチャットボットが起動するような設定も可能です。コード例としては、“を読み込んだ後、設定オブジェクトでカスタマイズを行います。

実装後は必ずテストを行いましょう。異なるブラウザやデバイスで正常に動作するか確認し、レスポンシブデザインに対応しているかもチェックが必要です。特にスマートフォンでの表示は重要で、画面サイズに合わせて適切に調整されているか確認してください。また、ページの読み込み速度に影響がないかも併せて確認しておくと、ユーザーエクスペリエンスの向上につながります。

Difyで作成したアプリをWebサイトに埋め込む方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?最初は難しく感じるかもしれませんが、基本的な設定さえ理解してしまえば、あとは簡単なコピー&ペーストで実装できます。iframeを使った簡単な方法から始めて、慣れてきたらJavaScript SDKを使ったより高度なカスタマイズにチャレンジしてみてください。あなたの素晴らしいAIアプリが、より多くの人に使ってもらえるようになることを願っています!


投稿者:吉成雄一郎:株式会社リンガポルタ代表取締役社長。AIを活用した新しい教育システムの開発に従事。東京電機大学教授、東海大学教授を経て現職。コロンビア大学大学院ティーチャーズカレッジ修了。専門は英語教授法。英語に関する著書多数。さまざまな英語教材や学習システムを開発。